ディランがうちにやって来た。

bearsmick2005-09-28

っていてももちろん本物が来るわけでもなく、新譜CDやDVDを買ったわけでもないんですが、遠くに住む友人の尾城君からCD-RとVHSが送られてきたんです。本当にありがたいことです。ありがとね、尾城君!
CD-Rの方は、アメリカとカナダのスターバックスでしか買えないという、1962年ニューヨークのガスライトというコーヒー・ハウスでのライヴ。これがまた良いんですよ。デヴュー直前なのかな、まだオリジナル曲は「A Hard Rain's A-Gonna fall」「Rocks And Gravel」「Don't Think Twice, It's All Right」の3曲だけであとはトラディショナルの計10曲なんですが、力強いギターの弾き語りで声も若々しいしね(当たり前)。ギターの腕前もなかなかのものです。きちんとしたフィンガー・ピッキングやベースランニングを多用したピッキングなど当時の年齢を考えるとやっぱりたいしたもんだと思います。相当練習したんでしょうね、勉強もせず(笑、日倉士君の説によると「ギターばっかり一生懸命練習していると、他のことに気を遣わなくなったりしてちょっと変なひとになったりする。人はそれを悪魔と取引したと言うんだ。」ということだそうです。ナルホド)。
ともあれ、歌をビートにのせてある種だみ声で歌う、ディランの歌は出来上がっているようで興味深いものでした。
VHSの方はTVで放送された「ヒストリー・オブ・ボブ・ディラン」といったようなものでけっこうレアな映像もあったりして面白かったです。
最近、マーティン・スコセッジ監督作品「ノー・ディレクション・ホーム」とかそのサウンドトラック盤でブートレグ・シリーズCDとかが出て、アメリカでは相当ディランが話題になっているようです。こんな時代だからこそまたディランやその曲が見直されているのかもしれません。今一度歌詞を噛みしめてディランの作品を聴いて、歌えるものは歌っていこうと思いました。