ブルースは絆

bearsmick2005-09-23

先日のこのブログに尾城君がコメントしてくれた言葉「ブルースは絆」、いいですね。ブルースが無かったらロックもソウルもファンクもヒップ・ホップも生まれてなかったんでしょうね。
さて自分が何時からブルースと接し始めたのかを考えてみると、確かに高校生の時に当時のロックの影響でほんの少しばかりのブルースを聴いていた記憶はありますが、まだまだレコードも簡単には手に入らない頃だったので友人たちと貸し借りしていたくらいです。一つ上の先輩に恒松正敏さん(ex.はぐれ雲、フリクション、EDPS)がいらしたので、彼が弾くブルージーなギターが初体験だったかもしれません。
その後は、例えばボブ・ディランザ・バンドグレイトフル・デッドなんかのフォーキーかつロックな流れの中にあるブルースを無意識のうちに自分の中に蓄積していったようなものです。
それが何故か1980年代に入ってワールド・ミュージックを聴くようになり、それと同時にまたアメリカ南部の音楽への興味が頭をもたげてきて、そこからシカゴをはじめとしたブルースや昔の黒人音楽を聴くようになったものでした。言ってしまえば僕にとってのブルースは世界中にある民俗音楽の一つで、なんかしら自分の感情に感応したものであったということです。
巷にたくさん?いるであろうコアなブルース・ファンとは一線を画す、なんちゃってブルース・ファンの僕ですが、なんといっても自分の人生がある意味ブルースそのものだったりします。(笑)その音楽形式のように不自由ななかに自由を希求する、そんなところにも共感を覚えているのかもしれません。
今年も来年用のブルース・カレンダーを入手しました。今回もオマケCDはなかなかナイスでした。シンプルな音の中に聴く者の感情を揺さぶるモノがしっかりと息づいている、そんなブルースと一生付き合っていくんでしょう。