ランキン・タクシー

bearsmick2005-07-19

夏だ!海だ!レゲエだ!ッて訳でもなく、若い人を中心にジャパニーズ・レゲエが流行っているようで、ウチの高1の娘もこのところH-MANとかを聴いていたりするんですが、たまたま隣にいた時に聞えてきた「ランキン・タクシー」との声。娘に「お父さん、ランキンとは友達だよ」って、つい言っちゃいました。そしたら一瞬、娘の瞳に尊敬の念が浮かんだのを見逃しませんでした(笑)。
今のジャパニーズ・レゲエの礎を築いたランキンが日本初の本格的サウンド・システム「タクシーHI-FI」を始めた場所が、僕が当時青山でやっていた「サル・パラダイス」という店だったので、毎週ランキンをはじめいろんな若いDJたちを見ることが出来ました。もっとも当時、「レゲエは嫌いだ」とか冗談交じりによく言っていたのですが、ランキンのコンシャスで面白いリリックというかライム(歌詞)には、当然一目置いていました。たんなる物まねではない、きちんとした自分の立ち位置がその歌(トースティング)に現れていたから。リズムにのせて意見を述べるのもDJスタイルの一つの要素で、躍らせながら、ちょい考えさせるという、実にポジティヴな若者文化なんですね。
とあるサイトでそのランキン・タクシーのことが話題になっていたので僕もちょこっとカキコしたら、当のランキンからメールが届き、さらに今年で出たばかりの新作CDと今までのCDからコンパイルされた2枚組CDが送られてきました。久しぶりに聴くランキン、上手くなっていました。そりゃそうですよね、もう20年くらい第一線で活躍しているんですもの。相変わらずの切り口、ストレートに響くメッセージ、コレは是非、若い人だけではなく世の中の大人や親にも聞いて欲しいものです。
 
特に「オヤジナル・ベスト」と名づけられたCDには1989年から2004年までの作品が「ジャマイカ好きな説教オヤジ・サイド」と「ロマンティックなエロ・オヤジ・サイド」の2枚になっていて、コレはもう必聴!てなもんです。もちろん新譜である「アミシャツ魂」も女性シンガー(僕も大好き、玲葉奈)などもフィチャーされていて、これまた楽しいです。実はもう一枚CD-R「マ〇ファ〇音頭」というのもあるんですが、これは実際にベアーズ・カフェに聴きに来てください。大笑い&ライト・オン!てなもんです。
ランキン・タクシー、僕より一つ年上のはずですが、まだまだ元気、血気盛ん。偉い!ランキンの後を付いていきます(笑)。