ベアーズ・カフェのお宝?!大公開 ①

以前、ここでも登場してもらったG君に言われたことがあります。
「店に飾ってある絵や写真、ポスターやオブジェには、ちゃんと由来というか思い出があるんでしょ?それをみんなに教えてあげたら、ちょっとしたギャラリーみたくなるんじゃないの」
ナルホドと思いました。言われてみると店をやるために新しく揃えたものは殆んどなく、今までの人生の中で会うべくして会ったアーティストや友人・知人から貰ったり、買ったりしたものばかりなんですね。それぞれに思い出も自分にとっての価値もあるものばかりなんですよ、現在の店を飾っているものは。
と言うわけで、シリーズ化して店内を飾るお宝を紹介していこうかと思います。店に来られる人もそのような目で見ると今までとは違ったモノに見えて一層お酒も美味しく飲めるかもしれませんよ(笑)。
ということで最初は、マイミクでもある遠藤聡明画伯の版画からいってみようと思います。
彼とは青山でサル・パラダイスという店をやっている時にDJとして知り合って、一緒にニューオリンズもののDJパーティーとかやっていた仲間でもあり、彼の描いた絵がジャケットになって僕がライナーノートを書いたというCDも出ています。現在でも例えばフリー・マガジン『88』の表紙とかで彼の絵を見ることが出来ます。

やっぱり最初はジェリー・ガルシア。これはジェリーが亡くなった95年に描いてくれたものです。木版なので一度にはそう沢山刷れないそうで、僕が知っている限りあと3作品があったと記憶しています。1枚はアメリカへ渡ったと思います。

この作品はネヴィル・ブラザースの「フィヨー・オン・ザ・バイユー」のアルバム・カヴァーをモチーフにしたものですかね。自由が丘でマルディ・グラというニューオリンズ・ノリの店を始める時に、無理を言って頂いたものです。当時はバー・バックの真ん中に飾ってありました。

これは大きな作品です。当時、彼はミュージシャンの作品を沢山描いていて、マルディ・グラでその作品を集めた個展を開いたんだと思います。(だよね?)で、その時頂いたのがこの作品。マルディ・グラだけにニューオリンズの大立者プロフェッサー・ロングヘアーです。作品の大きさといい存在感といい、現在のベアーズ・カフェを飾る作品の中でもある意味、中心的なものでもあります。
ということで第一回はここまで。次回もお楽しみに!ほら現物を見たくなってきたでしょ?みなさんのお越しをお待ちしております。ギャラリー・ベアーズでした。(笑)