わが青春の歌たち

連日のmixi関係のネタですが、先週、大阪の130さんから、彼が企画・製作したABC ラジオの番組「風に吹かれて」(今年の3月29日にオン・エアー)をCD-Rに焼いたものを送っていただきました。店でも何回か聴いていたので、何人かのお客さんは聴いていると思いますが、今日はその番組についてちょっと書いてみたいと思います。

1.西岡恭蔵春一番
2.ボブ・ディラン「風に吹かれて」
3.ディラン?「おとこらしいってわかるかい」
4.高田 渡「自衛隊に入ろう
5.五つの赤い風船「恋は風に乗って」
6ミューテーション・ファクトリー「イムジン河
7.岡林信康「友よ」
8.ザ・フォーク・クルセダーズ「帰ってきたよっぱらい」
9.三波春夫「世界の国からこんにちは」
10.全日アマチュア・フォーク・シンガーズ「戦争を知らない子供達」
11.ザ・フォーク・クルセダーズ「悲しくてやりきれない」
12.ジミ・ヘンドリクス星条旗よ永遠なれ」
13.友部正人「大阪へやって来た」
14.岡林信康「私たちの望むものは」
15.五つの赤い風船「遠い世界に」
16.高石友也ベトナムの空」
17.中川五郎「「腰まで泥まみれ」
18.ディラン?「プカプカ」
19高田 渡「東京フォークゲリラの諸君達を語る」
20.五つの赤い風船「母の生まれた街」
21.斉藤哲夫「われわれは」
22.ジャックス「ラブ・ジェネレーション
23.加川良「教訓1」
24.三上寛「夢は夜開く」
25.休みの国「追放の歌」
26.遠藤賢司「カレーライス」
27友部正人「乾杯」
28.はっぴーえんど「風をあつめて」
29.ニール・ヤング「風に吹かれて」

といった歌の数々が、当時も歌っていて現在もシンガーとして活躍している中山ラビさんのナレーションで次々に流れるわけです。30分番組なのでもちろん全部が聴けるわけではないのですが、そこは上手く編集してあって、ちゃんと流れに沿って歌が変わって行く訳です。
僕と同じ世代にはなんとも懐かしく影響を与えてくれた歌の数々で、見事にみんな知っている歌たちです。あの60年代の空気と言うか時代の気分をダイレクトに伝えてくれる歌の数々を聴いていると、馬鹿だったけど訳わかんなく理想に燃えていた自分にフラッシュ・バックしてしまいそうです。高校時代にヘタなギターを弾きながら歌った歌もたくさんあります。社会的なメッセージや個人的な世界を歌うようになった名曲の数々、充分現在でも通用するんじゃないの?と思うのは僕だけでしょうか。上記の29曲、完全版で聴きたいと思ったものです。
60年代から70年代に入ろうとするあの時代、雑音まじりの遠くから聞こえてくるラジオに耳を傾けて、そこから世の中や世界を垣間見ていたあの時代が見事に捉えられているのです。
風の歌で始まって風の歌で終わる30分の歌を聴いて、未だ訳わかんない世界の風に翻弄されている世の中のことを少し考えてみたいと思います。音楽や歌を通して世界を見るということがまだ有効か、また可能かも考えさせられました。
是非、若い人たちの感想を聴いてみたいものです。