東田トモヒロLIVE、そして二日酔の朝

bearsmick2005-03-07

昨日の日曜日は、人吉からクルマで山の方に小一時間位かかる水上村の「茶花」での東田トモヒロのライヴに行ってきました。
東田君は熊本在住で、昨年だか一昨年だかに東芝からメジャー・デビューしたシンガー&ソングライターで、インディーズ時代も含めてCDを聴いた限りでは、例えばG・ラヴと同じように、ヒップ・ホップを通過したブルース感覚をもったソウルでフォーキーな歌を聴かせてくれる若いミュージシャンです。
会場の「茶花」を営んでいる山本夫妻とは、実に20年以上前に東京で知り合っていたんですが、僕が田舎に帰ってくるよりちょっと前に、水上村に移住してきていました。人吉で再会した時はビックリしたものです。その山本さんはジャンベ奏者としても全国的に活躍していて、そのせいで各地から若い人たちが集まってきているようです。以前は自分でもジャンベを作って売っていたので、パーカッショニストの丹菊正和君がベアーズ・カフェでライヴをやった翌日、一緒に出かけて行って2本のジャンベを買って帰ったこともありました。
ライヴの会場は土間で焚き火をしながらのとてもよい雰囲気のなかで行われ、CDとは違ってギターとジャンベの二人によるアコースティックかつオーガニックな味わい深いものでした。お客さんも若いエスニックなオシャレの人や赤ちゃんや小さな子供を連れた若い夫婦などが多く、とてもピースフルな感じで和気あいあいとライヴはすすんでいきました。
ノリの良い曲では身体を揺すり、バラードっぽい曲ではしっかり聴き入るという、みごとに観客とパフォーマーとの一体感があって、恥ずかしながら僕も我慢できなくなって、突然ブルース・ハープで乱入したのですが、東田君、嫌な顔一つせず、ソロまで回してくれました。その歌と同様、とても優しい好青年でした。
ライヴが始まる前からお酒は飲んでいたのですが、気持ちがよく調子も上がってくると、つい飲みすぎちゃいます。夜は人吉まで帰れないので、球磨ロックの若いスタッフたちと一緒に近くのキャンプ場のコテッジに泊まったのですが、そこでもまたいろんな話をしながら、結局朝まで飲んでいたもんだから、今朝はしっかり二日酔でした。せっかく「茶花」で美味しそうな朝食を用意してもらっていたのに、とても食べる気分じゃなかったのが残念でした。さすがに20代の若者は元気でしたが・・・、こんなところに歳を感じてしまう訳ですね。
近くの温泉に入ってお昼に家に帰ってきたのですが、睡眠不足と二日酔のせいで、また夕方まで寝てしまいました。身体は疲れるけど替えがたい愉しみがあるのも確かな一日でした。