縁の下の力持ちたち

bearsmick2005-02-04

今日、オーダーしていたDVD「永遠のモータウン」が届いたので早速観てみました。毎度のことながら店にてゆっくり観れる状況がちょっと悲しい・・・?!。
まだ本編しか観ていないのですが(なんと2枚組でボーナス映像も満載らしい)、いい映画でした。
音楽が好きな人なら、モータウンは知っているかと思いますが、M・ゲイ、S・ワンダー、テンプスシュープリームスなどメチャ有名どころが顔をそろえているところで、そのバックを受け持ったミュージシャンのことを知っていた人が何人いたことでしょうか?というのがこの映画の発端らしいです。
「ファンク・ブラザース」というバンドが当の主人公たちですが、当時のシーンやインタヴューを交えて、新しく当時のヒット曲をライヴで再現していく手法も楽しく見ごたえがありました。
ミュージシャン同士がお互いをリスペクトしつつ新しい音楽を作り上げていく、それこそがモータウンを世界的なレーベルまで押し上げた源だったんですね。同時代のスタックスの演奏陣ブッカーT&MG'Sだったらメンバーの名前がスラスラと出てくるのですが、モータウンのファンク・ブラザースはそのメンバーが多いにせよドラムのベニー・ベンジャミン、ベースのジェイムス・ジェマーソン位しかパっと名前が出てこないような状況でした。(あくまでも個人的な感覚ですが)
さすがに今はもう亡くなったミュージシャンたちもいますが、あのポップでタイトでゴキゲンなグルーヴ感を今でも充分出せる老ミュージシャンたちの演奏、ほんとうに素晴らしいです。ミュージシャンの世界では人種差別もなかったようでそれもホッとしました。(そういう言及もありました)
表に出てくるスターだけでなく、その裏方に多数いるスタッフにも光を当てたこの映画、音楽ファンには、是非観てもらいたい一本です。絶対楽しめますよ。