今年も残すところ後2日、で、ラリパパ

bearsmick2004-12-29

昨夜が、メチャ忙しかったのに、今夜はうって変わって閑でした。でも来たお客さんに「他の店は混んでいたよ。」なんて言われた日には、ちょっとへこみます。
だもんで、来てくれた708君と「フェスティヴァル・エキスプレス」「デッド・ムーヴィー」を見て盛り上がっていました。何回見ても楽しいです。708君も動くジャニスやデッドに感銘を受けていたようです。ほぼ34、5年前、ミュージシャンも全然若いのに上手いですよね。来年は、ぐっとロック魂を持ってやっていこうと話しました。
元々、ライヴ・アルバムは好きなんですが、今年の掘り出し物はというと、僕の周りでもちょっと話題になった「ラリーパパ&カーネギーママ」のライヴです。デヴュー・フルアルバム「ドリームズヴィル」もけっこう気に入っていたCDだったんですが、今年のライヴは期待を裏切らないもので嬉しかったです。
以前、レコメンドでも書いたことなんですが、まるで「はっぴいえんど」と「ザ・バンド」が手を繋いで、ニューオリンズへ行ってマルディ・グラのお祭りに参加した感じが最高です。前半のフォーキーな感じから後半のブラック・ボトム・ブラス・バンドを従えてのセカンド・ライン・ファンクのノリになるのが堪りません。もっとも黒っぽさより、日本的というか「はっぴえんど」のファンクらしさというところが可愛いです。そのブラスのアレンジもまるでザ・バンドの「ロック・オブ・エイジ」でのアラン・トゥーサンのようで微笑ましいわけです。さらにオールマン・ブラザース・バンドの「ステイツボロ・ブルース」のフレーズも飛び出し、僕ら年寄りのロック・ファンはニンマリさせられるわけです。
とにかくこんな音楽を今時の若者がやっているのが嬉しくもあり、頼もしくもあり、つい応援したくなるわけですが、噂ではドラムのコが脱退したとか、ちょっと心配です。僕がライヴを見ることが出来るまで、是非やっていてもらいたいバンドです。