トヨタ・カップ

bearsmick2004-12-12

1981年2月11日の第一回目「ナシオナル・モンテヴィデオ」(ウルグアイ)vs「ノッテンガム・フォレスト」(イングランド)から始まったトヨタカップが二十五回目を迎える12月12日の「ポルトFC」(ポルトガル)vs「オンセ・カラダス(コロンビア)で最後の試合となりました。これまで世界水準の好ゲームを僕たちに見せてきてくれた、欧州チャンピオン対南米チャンピオンの文字通りクラブ世界一を決める試合でした。
ということで、日曜日にかかわらずベアーズ・カフェでサッカー好きなO君と一緒にTV観戦することにしました。トヨタカップ最後の試合となるには両チームともネーム・ヴァリューはイマイチですが、そこはそれ、お互い持ち味を出しての好ゲーム?でした。
超攻撃的に攻めまくるポルト、それに対し手堅く守ってカウンターを狙うオンセと対照的な試合運びでしたが、数多い決定機をモノのすることが出来ず(ツキにも見放され、相手キーパーの攻守にも阻まれ)、圧倒的なボール支配にもかかわらず、0-0のまま延長戦突入、さらにPK戦となったのでした。
試合の流れからPK戦になったらオンセのほうが有利かなと思っていたんですが、ドラマはやっぱり用意してあり、どちらも一人づつ外して、結局9人目で決着がつき、ポルトFCの優勝となりました。昨年の欧州チャンピオン・リーグの王者、ポルトFCですが、主力選手がごそっといなくなっての快挙、応援した甲斐がありました。それにしても次から次と若くて良い選手はどんどん出てきますね。
当初はコンチネンタル・カップといって欧州・南米チームのホーム&アウェイ形式で行われていたそうですが、そのあまりにもの盛り上がりとその危険さに中立国である日本でトヨタカップとして行われてきたのです。僕ら日本人に本場のサッカーの面白さを教えてくれた功績は大です。その後、日本にもJ・リーグが出来てW杯にも出場するようになりましたが、世界との差はマダマダ大きいですが、身近に世界水準を見せてくれたトヨタカップに「ありがとう」を言いたいと思います。
ちなみに勝敗は、欧州13勝、南米12勝でした。