現在の自分への一歩、二歩・・・。

bearsmick2004-11-15

「ベアーズ・トゥデイ」の方にも書いたんですが、店が閑な時ちびちびと読んでいた「スケルトン・キー(グレイトフル・デッド辞典)」という本を読み終えました。
日本ではイマイチ話題にも上がらず評価もされなかったデッドですが、80年代中期頃からは日本でも若い人たちを中心に確かな盛り上がりはあったようです。そのデッド・ヘッズと呼ばれる熱狂的なファンが使う言葉やデッドの歴史や関連した事柄をA〜Zに辞書形式で編集したもので、たいへん面白く読めました。

店の名前が「ベアーズ・カフェ」でHPの表紙もダンシング・ベアー(勝手に使っているのですが)にしているくらいですから、もちろんデッドが好きなんですが、何時どうして好きになったのかを書いてみようと思います。

高校生になってディランをはじめ、形だけでなく意識的なものも含めてのロックを聴くようになり、当時はまだまだ情報も少なかったのですが、なにやらアメリカの西海岸ではどうも面白いことが起きているらしいということは伝わってきていたのだと思います。友人のM君にシングルの「グッド・モーニング・リトル・スクール・ガール」を買わせて、聴いたんですが、まぁ普通?のブルース・ロックだったわけです。「やっぱりLPじゃないとわからんばい。」と思っていたところ、高3の時かな、田舎のレコード屋さんに「スカル&ローゼス」という名で知られるライヴ・アルバム「グレイトフル・デッド」が入荷したんです。2枚組のレコードなので高くて買えませんでしたが(多分¥3600はしたと思います)、その当時のレコード屋さんは試聴させてくれていたので、最低でも4日は通って全部聴いたんだと思います。その時は結局買えなかったんですが、そのレコードにはある種フォーキーな香りとイカしたR&Rと「ジ・アザー・ワン」みたいなジャムも入っていて気に入ってしまったんでした。

その後、東京に出てからそのLPも「ヨーロッパ72」も「ワーキング・マンズ・デッド」も「アメリカン・ビューティ」も買っていよいよ大好きになっていったんでした。ちょうどサイケからよりルーツなものへ志向が変わっていた時期にデッドと知り合えて自分とのタイミングも良かったんだと思います。

現在はネットのおかげで、全国のデッド好きな人たちと知り合えたり、情報やライヴ音源が手に入ったりとそれなりに楽しい音楽人生を送っています。
みなさん、これからもヨロシクお願いしますね。