生涯の音楽ベスト10、番外編その5

bearsmick2018-09-16

僕の音楽人生において衝撃を与えてくれた音楽/アルバム・ベスト10・その番外編、5枚目。
「カヴァーズ/RCサクセション」
1988年発表のこのアルバムは、その発売から物議を醸し出しました。なんせ昔のロックの名曲のカヴァー集の体裁ながら、その実、原発や戦争など当時の社会情勢への批判の内容でしたから。所属していたレコード会社、東芝EMIの親会社の東芝原発事業で有名でしたからね。
すったもんだの末、このアルバムは無事キティから発売されたのですが、原曲のノリはそのままに歌詞を翻案、超訳してメッセージを伝えるというキヨシローの姿勢に確かなロック・スピリッツを感じました。
日本語でロックを歌うということの一つの答えがここにあります。ロック・ミュージシャンとしてのアティチュードも素晴らしいです。
因みにこの続編といえるライヴ・アルバム「コブラの悩み」は東芝EMIから発売されました。