渋谷音楽図鑑

bearsmick2017-07-30

僕のほぼ26年に及ぶ東京生活は、主に渋谷と下北沢を中心していました。もちろん住んでいたところはその周辺でしたし店を営んでいたところは青山や自由が丘といった渋谷に通じるところでした。
「渋谷音楽図鑑」という本を見つけた時、これは是非読みたいと思い、さっそく近所の本屋さんに注文したのでした。
牧村憲一さんとは面識はないのですが、我が国のロック、ポップス界に関わってきた所謂業界の人、当時のエピソードはとても興味深いものでした。
1972年に上京した僕が通った店や場所(例えば
ヤマハやBYG、ジャンジャンなと)たくさん出てきます。
後の渋谷系と言われる音楽の系譜を、渋谷に流れる都市型ポップスとして、はっぴいえんどシュガー・ベイブ山下達郎フリッパーズ・ギター、そして小沢健二コーネリアスの作品を採譜してその楽曲、構成から解き明かすという視点もとても興味深いものでした。
僕自身は、渋谷系でもなく、もっと土着的なルーツ志向が強い音楽ファンなのですが、彼らの音楽は好きで良く聴いていたものです。自分にないものだから惹かれるところもあったのでしょうね。
ともあれ、あっという間に読み終えました。もちろんその音楽も聴きたくなりました。