ＭＳ75

先日、紹介したCD「TAJIMO」と一緒に届いたものにメイヴィス・スティプルスの75歳の誕生日を祝うライブ・イベント「アイル・テイク・ユー・ゼアー」のライブCD2枚+DVDのセットがありました。
ほぼ2時間半に及ぶDVDは見応えがあります。タジ・マハールもケブ・モも出演しているのが、何だか縁を感じます。
たくさんのミュージシャンが出てきてステイプルス・シンガースや彼女の歌、ゴスペル・ナンバーを歌うのですが、その中でもメイヴィスの歌は群を抜いて素晴らしいです。というか次々と出て来るシンガーたちを観ているだけでニコニコ顔になっている自分に気づくだけですがね。(^.^)
この手のコンサートでは、もう欠かせない存在と言って良いバンマスのドン・ウォズ率いるバンドももちろん良いのですが、メイヴィスのバンドがまた素晴らしいのです。ドラム、ベース、そしてギターのシンプルなスリー・ピース・バンドとは思えないビートとグルーヴを奏でています。そしてそのメンバーはみんな白人なのです。スタックスやマッスルショールズなどサザン・ソウルを支えてきたミュージシャンたちも白人の若者が多かったのですが、そんな歴史も脈々と続いているのですね。音楽の世界には人種差別の要素は少なかったのだと再確認です。
メイヴィスをはじめ先日亡くなったグレグ・オールマン、タジ・マハール、アーロン・ネヴィル、 ボニー・レイットで歌われる「永遠の絆」、最後に出演者総出で披露される「ザ・ウエイト」感動ものです。
これまたお宝が一つ増えました。