ディープサウス・ブルース

bearsmick2016-05-26

「ディープサウス・ブルース」というとナテっちの歌のタイトルなんですが、最近読んだアメリカの作家エース・アトキンスの小説「ダーク・エンド・オブ・ザ・ストリート」の日本語訳のタイトルでもあります。
1970年生まれとのことなので、まだ若い作家なのですが、ブルースやクラシック・ソウルのファンというだけあって、その音楽にインスパイアされた内容のハードボイルド・ミステリーを書いています。
僕がこの作家を知ったのも多分ブルース&ソウル誌によってで、最初に読んだのほんのタイトルは「クロスロード・ブルース」というものでした。ねっ、この本も先の本も音楽好き、それもブラック・ミュージック好きには堪らないでしょ。(笑)主人公もニューオリンズ移住の大学でブルース史を憲く有している元フットボーラーという設定なんですから。
今回の舞台は、ニューオリンズとタイトルからも察しがつくようにメンフィスです。もちろん文章の背景にはブルースやサザン・ソウルが流れています。という訳で、僕もそんな音楽を聴きながら楽しく読書していました。

サザン・ソウルの名曲「ダーク・エンド・オブ・ザ・ストリート」が入ったジェイムス・カーのアルバム。

スタックスやハイの超有名曲が収められたお得なオムニバスLPもよいBGMになりました。
なんでも僕が読んだ翻訳された2冊の他にもう2冊このシリーズのものがあるようですが、残念ながら日本では出ていないようです。英語で読む力がないので、どうか日本の出版社で出してもらいたいものです。音楽好きなアナタにも是非読んでもらいたいものです。