RIP賢左衛門さん

bearsmick2016-04-24

今年に入って好きなミュージシャンや影響を受けた人が次々に亡くなっていって、何故こんなに続くの?と思っていた矢先、僕の人生を今に導いて下さったと言ってもよい先輩である賢左衛門さんの訃報を聞いてしまいました。先日のミニ・ツアーの折にも、賢左衛門さん(ケンさん)が現在は京都にいらして病気療養中だということは聞いたのですが、まさか今日亡くなってしまわれるとは!?ビックリしました。
年齢は僕より3歳ほど上だったでしょうか?パワフルな団塊世代の人でした。僕が何をやっていいか分からずフラフラとバイトをしながら旅とかしていた時に、大島で行われた「黒潮まつり」で出会ったのが最初だったと思います。僕は下北沢の「ぐ」の連中とそこに行っていたのですが、隣にテントを貼っていたのがケンさんを始めとする高樹町(南青山7丁目)にあったクーリーズ・クリークの面々でした。そしてそれをきっかけに僕もクーリーズ・クリークに入って、その後の音楽系飲食店に繋がる訳です。その意味でもケンさんとの出会いは大きかった訳です。
僕が東京を離れるまでずっとお付き合いさせてもらったし、上京する折も良くお会いしていました。人吉に帰ると決めた時も挨拶に伺った広尾?だったかのお店に伺ったのですが、その時に選別としていただいたのがライ・クーダーがプロデュースした「ブエナ・ヴィスタ・ソシアル・クラブ」のCDでした。その後、キューバ音楽が脚光を浴びるきっかけになった名作アルバムです。

今夜は、そのアルバムを聴きながらケンさんの冥福を祈ろうと思います。