R.I.P.アラン・トゥーサン

bearsmick2015-11-11

自分の年齢を考えると仕方ないことかもしれませんが、僕が好きな、そして影響を受けたミュージシャンの訃報がまた届きました。
プロデューサーやアレンジャー、そしてもちろん自らピアノを弾いて歌うシンガー・ソングライターとして、僕らにニューオリンズ音楽(R&B,やファンクの楽しさ、素晴らしさを教えてくれたアラン・トゥーサンです。
ニューオリンズ・ファンクの雄ザ・ミーターズと共に他売り上げたその音楽は、1970年代初頭のスワンプ・ロックから繋がる南部/ニューオリンズ系を指向するロック・ミュージシャンたちに大きな影響力をもったものでした。ザ・バンドの名盤「カフーツ」収録の「ライフ・イズ・ア・カーニヴァル」におけるニューオリンズ・グルーヴはもちろんのこと、傑作ライヴ・アルバム「ロック・オブ・エイジズ」での豊かなホーン・アレンイは忘れることは出来ません。その他、当時の多くのロック・ミュージシャンたちが、彼の地を訪れ、アラン・トゥーサン/ミーターズによるグルーヴを身に付けようとしていたものでした。
1993,4年頃だったか、何回目かの来日時にカミさんと一緒に青山ブルーノートに観に行ったものでした。まるでミラーボールを身に纏ったようなキラキラ・ジャケットが良い想い出です。(笑)そうそう、その時のお隣の席には、ピーター・バラカンさんがいらっしゃいました。
亡くなってしまったのは残念であり淋しいことですが、彼が残して作品は永遠です。哀悼の意を表しつつ彼の作品を聴こうと思います