やぎたこライヴ

今夜の「やぎたこ」のインディカでの初ライブは、残念ながらお客さんの入りは良くなかったですが、ライブそのものは楽しくてとても良かったです。
結成当初は、B・ディランとジョーン・バエズのようなフォーキーな男女デュオだったやぎたこですが、最近は、古いアメリカのフォークやトラディショナル音楽を検証、再現する、ある意味学究的なアプローチになっています。ですが、基本は楽しいライブなので、取り上げる歌の背景や歴史を学びつつ楽しめるという豊かな音楽表現になっているので、少しでも音楽に興味がある人には是非体験してもらいたいと思います。
時筆すべきは、ふたりの演奏技術が高まっていること。初めてフィドルやバンジョーを手にした頃から知っている身からすると、その上達ぶりには驚かされます。
そしてそれらの音楽で使われてきた各種弦楽器（ヴィンテージモノが多い）を取っ替え引っ換えしつつ行われる演奏は、それはもう楽器を見ているだけでも楽しいものです。
確かに古い音楽ですが、今日の音楽の素になったことは確かなこと、ヒラな心で向き合うとスッと入り込んできます。どこかで聴いたことがある楽曲も多いですからね。


アパラチアン・ダルシマーやオートハープ、バンジョー、フィドルといった普段あまり目にしない楽器がたくさん並んだステージも楽しいです。




二人のハーモニーも楽器のコンビネーションもバッチリ！生の楽器のなりの良さも再確認出来ました。
今回、体験出来なかった人、興味を持った人は、次回の機会に是非！