ドイツ優勝おめでとう!

一ヶ月に及んで楽しませてもらったサッカー・ワールド・カップ2014ブラジル大会も今日のドイツ対アルゼンチンの決勝戦で終わりました。
日本とはちょうど12時間の時差があるブラジルでの今大会は、深夜から午前中にかけて試合が行われたので、オン・タイムで試合をTV観戦するための時間調整とかにちょっと苦労したのですが、時間が重なったり、TV放映がなかったりしたのを除いて、ほぼ見ることができました。無職の強さです。(笑)
今大会は、グループ・リーグでの有力国の敗退や北中米・南米勢の活躍、そしてGKの活躍が目立ちました。そんな中、ドイツ、オランダといったヨーロッパ勢の強さが際立っていたのも事実でした。南米からは開催国のブラジルとアルゼンチンの2カ国が、先の2カ国とともにベスト4に進んだのですが、ネイマールを怪我で欠いたブラジルの歴史的敗退とそれを引きずってしまったかのような3位決定戦での戦いになってしまったブラジルにビックリもしました。
同じようにメッシの個人技に頼らざるおえなかったアルゼンチンもまた決勝トーナメントでは苦労しました。これまた怪我で欠場を余儀なくされたディアリアがいれば、ドイツとの決勝戦も違った結果になっていたのではないかと思います。
今季のヨーロッパ・チャンピオンズ・リーグで優勝を飾ったレアル・マドリードの選手も各国の代表に名を連ねていたのですが、その疲れが残っていたのか、あまり活躍はできなかったように思います。先述のディマリアを始めドイツ代表のケディラポルトガル代表のペペ、コエントランなども怪我してしまいましたし、クリスティアーノ・ロナウドもイマイチパッとしませんでしたしね。
そんな中、今季タイトルに見放されたバルサ勢、アルゼンチン代表のメッシやチリ代表のアレクシス・サンチェスに期待したのですが、それなりに活躍したものの、やっぱり個人だけではチームとしてなかなか勝てないものですね。
そうそう我が日本代表はといえば、結果一勝もできなくてグループ・リーグ敗退、世界との差を思い知らされてしまいました。マスコミが煽っていたほど僕自身は大層に期待はしていなかったのですが、あわよくば決勝トーナメントに進めるんじゃないかとは思っていました。が、そんなに甘くはなかったですね。
日本ならではのサッカー戦術とそれ以上に個人の力を上げないとまだまだ世界には通用しないということを実感しました。
というわけで、今大会の印象をまとめてみると、スペインやイタリア、イングランドといった歴史ある強豪国のグループ・リーグ敗退にショックを受けたのと同時にコスタリカやコロンビア、メキシコといったラテン・アメリカ諸国の頑張りに勇気づけられたりしました。
今大会をずーっと見てきて、ドイツとアルゼンチンの決勝戦になったのは、ある種必然とも思えるのですが、優勝したドイツは、チームとしてまとまっていてたし、世代交代も上手くいっているようだし、一番良いチームに仕上がっていたように思います。今まで持っていた力強さに加え、細かくパスを繋ぐといった戦術もしっかり出来ていましたから。
さて今後、そんなドイツ流のサッカーに勝利すべく各国が精進してサッカーもまた進化していくのでしょうが、我が日本もその流れに乗り遅れないよう進化できることを祈っています。そして誰が監督になっても日本ならではのスタイルを貫いて、もっともっと力強い選手が育ってもらいたいものです。