R.I.P.大瀧詠一さん

bearsmick2013-12-31

2013年も今日一日で終わるという時になって、大瀧詠一さんの訃報が飛び込んで来て、ショックを受けてしまいました。
高校時代に、「はっぴいえんど」で彼の存在を知って以来、それなりに彼の音楽に接して来たのですが、65歳での死はあまりにも早すぎると思います。
ご存知の方も多いでしょうが、「はっぴいえんど」は我が国の日本語で歌うロック・バンド、それもハード・ロックではないロックということで当時ひときわ輝いていたバンドでした。大瀧さんを始め細野晴臣松本隆鈴木茂といった、その後の我が国のポップスやロックに多大なる影響を与えてくれた才能が集まっていたということだけでもその存在感は抜群です。
ラッキーなことに1972年に上京した僕は、はっぴいえんどのライヴをたくさん体験出来ました。そして解散後の彼らの作品も聴き続けてきました。

大瀧さんの作品によってニューオリンズ音楽やノベルティー音楽の素晴らしさや楽しさを教えてもらったものです。当時の我が国はまだ歌謡曲の時代でいいものを作ってもロック/洋楽指向の音楽はなかなか売れない時代でしたが、1980年代に入り「ロング・バケーション」「イーチ・タイム」といった作品が売れて、一般的にも彼の音楽が認められたものでしたが、その後表舞台から姿を消してしまうとなると一ファンとすれば複雑な思いはあります。
結局1997年に発表されたCDシングル「幸せな結末」が最後の自身の作品になったのでしょうか?いつでも業界からは「新しい作品を作りましょう!」とのオファーがあったと聞いています。細野さんも、また一緒に作りたい旨を発表していらっしゃいました。それらが実現しないままの突然の死、単なる一ファンですが、残念でなりません。
今年は、ボビー・ブランドやJJケイルといった僕が大好きなミュージシャンたちも他界して行きました。誰しもが時間の流れには、逆らえないということなんでしょうが、残った僕は、彼らが残してくれた作品を聴き続けて行こうと思います。
合掌・・・。