読書の秋

bearsmick2013-10-03

10月に入ってもやっぱり閑です。読書が進みます。まっ、「読書の秋」というくらいですから、これはこれでいいのかもしれませんが、問題は営業中に相当のページを読めること。(苦笑)
この3日間で2冊の本を読みました。一冊は、伊坂幸太郎「ガソリン生活」、もう一冊は、出版された時に相当話題になった村上春樹色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」です。
2冊とも図書館から借りて来たものなのですが、その内容もタッチも全く違うものの、僕にとっては同じように面白く、良いペースで読み終えることが出来ました。
伊坂幸太郎のほうは、初期の頃の感じに戻った感じがして、その軽妙でヒネリが効いた文体と散りばめられた伏線や小ネタに思わずクスっとさせられました。それにしてもクルマにものを言わせたり考えさせたりと目の付けどころも上手いですね。
村上春樹の方は、思ったより重くなくてすっと読むことが出来ました。もちろん村上文学ならではの心の動きや葛藤が表現されているのはいうまでもありませんが。思春期から青年期、そして大人になることの戸惑いなど誰しもがたどる成長の過程を性的なことも含め描き出しています。

さて、まだまだ読むべき本が僕を待っている今日この頃ですが、「忙しくてなかなか本も読めないよ。」なんて言ってみたいですね。(笑)