ここにもジミ・ヘンの影響が

bearsmick2013-03-01

常連客のCちゃんが、最近お気に入りというゲイリー・クラーク・ジュニアのCDを持って来てくれました。ブルース/ロック界で話題になっているまだ20代の新進ミュージシャン(シンガー&ギタリスト)です。
僕がゲイリー・クラーク・ジュニアを知ったのは、2010年のクロスロード・ギター・フェスティバルのDVDでのこと、その時はまだちょっと控えめな感じでしたが、その存在感は確かにありました。そして昨年のローリング・ストーンズの50周年記念コンサートにもゲスト出演を果たし、ブルース/ロック界での期待が大きいことを示したものでした。
さっそく聴いてみました。そのブルースやロック、ソウルやヒップホップまでも消化したスタイルは確かに現在進行形のブルース・ロックと言えるかもしれません。エレキもアコースティックもギターの音というか鳴りもカッコ良いです。
いつの時代にもギター・ヒーローは出てくるのですが、僕が耳にする限り(ハード・ロックなどは聴いていないので)、スティーヴィー・レイ・ヴォーンジョン・メイヤーをはじめ、未だにジミ・ヘンドリックスの影響は大きいようです。さすがですジミ・ヘン。
以前、若いギタリストと話した時に、彼が「ジミ・ヘンってそんなに上手くないですよね。」と言っていたのですが、ジミ・ヘン以前には、彼のようにエレキを鳴らしたり弾いたギタリストはいなかったのですからね。いかにオリジナリティが重要かを考えてもらいたいものです。お手本があってそれをなぞったり真似したりするのはある意味簡単ですからね。もちろんそうやってスキルを上げるという意味合いはありますが。
ともあれ、ギターの系譜の中に脈々とジミ・ヘンが流れ、受け継がれていくこと、それもまた文化です。僕も楽しんで聴き続けようと思います。

デビュー作に当る、4曲入りミニ・アルバム。このジャケットの姿は、久保田りゅうじ(早く帰って来てね、インドから。そしてまたライヴやろうよ!)にしか見えないなぁ。(笑)