今夜はヴィデオ.タイム

bearsmick2012-09-04

スクリーン&プロジェクターを用意して、ヤングなでしこvs.ドイツの一戦を応援しようと張り切っていたのですが、残念ながら一緒に応援して下さるお客さんがお見えになりません。そのせいか、若きなでしこたちも試合開始直後に失点してバタバタしてしまい、0-3であっけなく負けてしまいました。後半はそれなりに善戦したので、早い時間帯での失点が悔やまれるところではありますが、ドイツの早さと強さはさすがで、現時点では彼女らの方が一枚上手という現実でした。
ともあれ、今後のなでしこたちの活躍に期待したいと思います。というかナイジェリアとの3位決定戦もあるので、心機一転頑張ってもらいたいものです。もちろん僕も応援しますとも!
そんな試合終了後は、せっかく用意したのだからと、先日入手していたマディ・ウォータースとローリング・ストーンズの1981年のライヴ「チェッカーボード・ラウンジ・ライヴ」のDVDを観ました。
これは、シカゴにあるバディ・ガイのクラブ「チェッカーボード・ラウンジ」で行われたマディ・ウォータースのライヴにストーンズの面々が飲みに来て、セッションに興じたという、とんでもなく幸福な夜を記録したもので、きちんとオフィシャルで発表されたのはこれが初めてで、僕が入手したものはDVD1枚とCDが2枚の計3枚組の日本盤です。
まだまだ元気なマディの歌もそして音色を変えながらのスライド・プレーも、さすがブルースのホームグランドという感じで楽しめます。決して広くはないブルース・クラブのステージに所狭しと並ぶミュージシャンを観るだけでも楽しいですが、バディ・ガイやジュニア・ウェルズ、レフティ・ディズといったブルースマンと一緒にギターを弾くキースとロニーも楽しそうです。そして今は亡き6人目のストーンズ、イアン・ステュアートのピアノを弾く姿が観れるのも感慨深いです。
ローリング・ストーンズは、もちろんアメリカの黒人音楽に多大な影響を受けたロック・バンドなんですが、こうして観るとほんとブルースが大好きなんだなぁ!と思います。
僕が東京の自由が丘で「マルディ・グラ」という店を営んでいた時、ピアニストのヤンシー主宰でのブルース・セッションを毎週行っていました。そしてその時にはいろんなミュージシャンたちが集い、楽しいセッションに花が咲いたものです。広くないというか狭い店でのライヴだからこそ、そしてそこにお酒があるからこそ、リラックスした演奏やセッションが出来たのかもしれません。
このDVDにもそんな日常のクラブでのセッション風景が収められています。只そのメンツがとんでもなく大物、ビッグなミュージシャンたちだということです。ステージには上がりませんが、ストーンズの面々と一緒に来店した(ストーンズのツアー・メンバー)ミュージシャンたちの顔が観れるのも楽しいですよ。
いやぁ、楽しいライヴ作品です。もっともストーンズだけにしか興味がない人には?かもしれませんがね。(笑)