なるほど、フルアコ

bearsmick2012-08-31

今夜は、豊橋在住、犬山出身のシンガー&ギタリスト井上としなりさんのライヴでした。昨年はスケジュールの都合が合わずライヴを行っていなかったので、多分3年ぶりのベアーズ・カフェでのライヴになります。
偶然ですが、僕の学生時代の友人である(現在は犬山でお坊さんをやってる)ダイちゃんのお兄さんの同級生だったというとしなりさんは、横浜のアンクル・ムーニー(あのムーニーがいたジャグ・バンド)や京都の田舎芝居といった我が国最初のジャグバンドの一つである豊橋のジャム・ポット(小川真一さんもいたのですよね)のメンバーでした。という訳で、横浜ジャグ・バンド・フェスティバルにも最初からずーっと参加しているそうです。
ライヴ前に、何かかけていたい音楽ありますか?と訊いたところ、返って来た答えは「ノーマン・グリーンバウムのペタルマ」という素晴らしいもの。いやぁ、久しぶりに一緒に聴きました。ライ・クーダーやフリッツ・リッチモンドも参加しているアコースティックでほんわかした名盤です。後はレオン・レッドボーンなどを聴きつつ今夜のライヴに突入です。
ギターの先生をやっていらっしゃるだけあってギターのテクニックはたいしたもの、ジャジーでフォーキーな彼ならでは世界を紡ぎだしてくれました。残念ながらお客さんはそう多くなかったのですが、良いライヴで幸せでした。

今回のライヴは思った以上にジャジー感が強く、卓越したピッキングを堪能しました。そして好きだという高田渡的世界も良い具合にミックスされていています。ギターに興味がある人には、是非観てもらいたいミュージシャンです。次回はお見逃しなくね!(笑)
実は、ライヴ終了後にたくさんのお客さんがお見えになったのですが、ボーナス・ライヴということで2曲ほど歌ってくれました。普段ライヴに慣れていない人にも、プロのちゃんとした音楽を楽しんでもらえたようで、お客さんも僕もラッキーです。

自分が知らなくても素晴らしい音楽やミュージシャンはたくさんいます。何の先入観を持たずに心を開くと、それだけで豊かな生活が増えると思います。
というわけなので、是非ベアーズ・カフェに遊びに来て欲しいものです。(笑)