ザ・タイガース

bearsmick2012-03-26

先日某国営放送ザ・タイガースの再結成ライヴの模様が放映されていました。ザ・タイガースといえば、我が国のグループ・サウンズ(GS)で当時一番人気があったバンドでした。もっとも僕が一番好きだったのはザ・スパイダースで次がゴールデン・カップス、どちらもGSの中ではバタ臭いというか洋楽志向が強いバンドでした。
ともあれ、ザ・タイガースもTVでの露出度が高かったし、3歳上の姉が好きだったので、お小遣いを出し合ってLPを買った覚えもあります。そういえば映画も観に行ったものでした。
そんな訳で、ちょっと興味を持って、そのTV番組を観たのですが、いやいやけっこう楽しめました。ご存知の人も多いでしょうが、リード・シンガーはジュリーこと沢田研二で、この人はずーっと現役で活動中です。そしてベースは今や渋い役者として有名なサリーこと岸部一徳(当時は修三)、ギターは森本太郎(何やっていたんだろう?)、そしてドラムのピーこと瞳みのるは、タイガース解散後は慶応大学に入って、そのまま慶応の先生になっていたのでした。その彼が、退職したからか、真剣にドラムの練習を重ねて今回のライヴにこぎつけたそうです。いやいや、そのドラミング、ちゃんとしていましたよ。大したものです。
確かにみなさん良いお年なので、あのジュリーも太っていたし、それなりに髪も薄くなったり身体もたるんだりしてはいるのですが、還暦をとうに過ぎた人たちとは思えないくらい生き生きとしたステージングでした。
幾つになっても音楽を演り続ける、とても素敵なことだと思います。僕も音楽好きのはしくれ、身体が動く限り音楽を演り続けていきたいものです。
そういえば、ザ・タイガースって、あと一人、トッポこと加橋かつみがいたはずなんですが、今回の再結成には参加していませんでした。どうしたんだろう?バンドの再結成というと一人くらい見つからなかったり、不参加の人や嫌だという人が出てきますよね。(笑)
お客さんもそれなりに同時代を生き抜いてきた女性客が多かったような気がしますが、みなさんとても楽しそうでした。(笑)