ディランのベスト・アルバム

bearsmick2011-11-09

昨日に続いてディランのアルバムのことを。今回はベスト・アルバムね。
以前書いたように、僕がボブ・ディランに興味を持ったのは、中学生の頃で1960年代後期でした。その当時は、まだちゃんとした形での日本盤のリリースがなされておらず、何枚かのアルバムを編集したものをアルバムとして日本コロンビアから発売されていました。ちゃんとしたアルバム単位での発売は、我が国の発売元がCBSソニーに移ってからのことで、そのアルバムをせっせと買うようになったのが僕が高校生の頃でした。中学生の時に初めて買ったのは、「風に吹かれて」「時代は変わる」「ミスター・タンブリンマン」「ライク・ア・ローリング・ストーン」の4曲が収められていた7インチのコンパクト盤でした。
最初のベスト・アルバムである「ボブ・ディランのグレーテスト・ヒッツ」(これはLPで持っています)そしてその続きの「ボブ・ディランのグレーテスト・ヒッツ第2集」は、未発表だった「アイ・シャル・ビー・リリースト」が収録されているということで欲しかったものの2枚組みということでお値段もけっこうしたので買わずじまいでした。そしてその後は、LP5枚組みの「バイオグラフ」(これに「アイ・シャル・ビー・リリースト」が収録されていて、安心したものです。笑)を買って、僕のアナログ・ベスト・アルバムはおしまいです。
ところが、そのごCDの時代になって次々とベスト・アルバムも再発されたり、装いを新たに発表されたりしました。もちろんディランはずーっと現役のミュージシャンなのでどんどん曲が増えていくのは当たり前のこと、それにつれて新しいベスト・アルバムも組まれていくわけですね。
そんな中、1978年のディラン初来日(もちろん観に行きました)を記念して日本独自で編集された3枚組みのものがあります。そのタイトルも「傑作〜マスターピーセズ」というもので、そのロック・ナンバーに重きを置いた選曲がまた素晴らしくて、おまけに当時未発表だった曲も多数収められていたのでした。僕はこれも買い逃していたのですが、制約があったのかCD化もなされていなかったのでした。どうやら何故かオーストラリアでけでCD化してあるというのを知ったのはいつだったか?聴きたいと思ったものでした。で、今回のCDの中にそれを見つけた時は、思わず「やったー!」と声を上げそうになったのでした。例えジャケットがオリジナルと違っていても、そんなの関係ないもんね。(笑)
元々がアナログだったので、収録時間の関係か、長い曲がフェイドアウトされているのは仕方ないのでしょうが、いやぁ良い選曲です。ディランのカッコ良さがよく出ています。

オリジナル作品はもちろん、ベスト・アルバムも大方揃いました。多分オフィシャルで発表されている作品はほとんど聴くことが出来るようになったと思います。実は僕自身はそんなにマニアではないのですが、せっかくタケさんが送ってくれたのだから、心して聴き続けたいと思います。(笑)