行ったことないけど「グリニッジ・ヴィレッジ」

bearsmick2010-03-04

今夜も雨が降っています。自転車通勤を雨の日はしたくないので、たまにアルコールを抜くのに丁度良いかとクルマで来たりするのですが、こうも雨が続いてアルコール摂取をしない日が続くと健康になり過ぎるというか、僕の身体がダス欠を起こしそうです。(笑)
お客さんの姿も見えないので、今夜もまたDVD観賞と読書の夜になったのですが、先日Tさんから頂いたものの中に「ボブ・ディランズ・ニューヨーク〜グリニッジ・ヴィレッジ・フォーク・シーン&ビヨンド」というのがあったので、今夜はそれを観ることにしました。まだ「フォーク・シティ」(450ページくらいあるので読むのも大変です)を読んでいるところなので、丁度良いですからね。
最近出されたこのDVDは、当時を知る人の案内で、ディランがニューヨークにやって来た当時の文化の中心だったグリニッジ・ヴィレッジの名所を回るといった、ある種の観光案内のようなものでした。もっとも英語があまり得意ではない僕にはちょっと辛いところはあるのですが。なんだか兼高かおる世界の旅を思い出したりして。(古っ!笑)もちろん映像のBGMにはディランの曲(でも違うミュージシャンのインスト)が流れていました。
まぁ、グリニッジ・ヴィレッジに行ったことがない僕には、時代が違えどその場所の様子が伺えるだけでもありがたいといえばありがたいのですが、一体どのくらい当時の様子は残っているのでしょうか?
ワシントン広場やカフェ・ホワッ?、ヴィレッジ・ヴァンガードチェルシー・ホテル、ホワイトホース・タヴァーンやケトル・オブ・フィッシュといった当時から残っているところの現在の姿をみることで、当時のディラン、デイヴ・ヴァン・ロンクやフレッド・ニールなどグリニッジ・ヴィレッジで活動していたミュージシャンにちょっとだけ思いを馳せたのでした。
そうそう読書中の「フォーク・シティ」(グリニッジ・ヴィレッジの中心的なライヴ・ハウスの名前です)も終盤にかかって来て、時代もフォークからエレクトリックなロックの時代になってきました。そこで登場するミュージシャンたち(例えばジョン・セバスチャン/ラヴィン・スプーンフルジェシ・コリン・ヤング/ヤングブラッズ、ロジャー・マッギン/ザ・バーズ、スティーヴン・スティルス/バッファロー・スプリングフィールドなど)は、まさに僕の青春時代を彩ってくれた人たちで、興味津々で読んでいます。
ディランから始まったといわれるフォーク・ロック、それはもちろんビートルズの影響が大きかったのでしょうが、若者の感性にビビッと来たのは間違いありません。もちろん僕も遠く異国に住んでいようともその中の一人だったのでした。