効果てきめん!?

bearsmick2010-03-02

かねてからの懸案だった店を少しでも目立たせるということで、A面ボードを買ったのは実は昨年の11月頃でした。ところが、どんなマーカーで文字を書いたら良いのか分からず、更には暗い外でどうやって照明を当てたら良いのかさえもよく分からずというか良く調べもせず、ダラダラと時間だけが経っていったのでした。
重い腰を上げて、やっとそれらをオーダーしたものが今日届いたので、早速A面ボードを引っ張り出して色取りも鮮やかにヘタながら文字を書いてみたのでした。外にあるコンセントでは一つのライトしか点けれなかったものの、なるほどちょっとは目立ちます。

今夜もお客さんは少なくて、いやはやと思いつつボブ・ディランのメジャー・デビュー前の音源を聴きながら、「フォーク・シティ」という本を10数年ぶりに読み直していたのですが、ちょうどその時、このA面ボードを見たお客さんが入って来て下さいました。
大分の中津からお見えだというそのお客さんは、僕より5歳若い方だったのですが、フォークが好きで若い頃は友人とボブ・ディランを聴いていたそうです。なんという偶然!A面ボードの効果てきめんではありませんか!(笑)もちろんそのお客さんと一緒にディランのLPを聴いたのでした。うん、幸せな時間です。
何故、今また「フォーク・シティ」を読んでいるかというと、先日ここで取り上げてまだその感想を書いていない、たけさんからの贈り物のスーザン・ロトロの「グリニッジ・ヴィレッジの青春」。実はとっくに読み終えてはいたのですが(その後、他の本も5,6冊読んでいます)、たけさんの手前、きちんと取り上げないといけないというプレッシャーからか、現実逃避しているのです。(笑)
信頼できる音楽ライターの小川真一さんの日記で、『「グリニッジ・ヴィレッジの青春」を読んだら、「フォーク・シティ」も読み直したほうが良い。』みたいなことが書いてあったので、そういえば僕も持っていたなという訳で、今読み直しているところです。確かにその当時のことが、その当事者の言葉でたくさん書かれていて面白いです。
規模は違えど、ベアーズ・カフェも単なる飲食店ではなく、音楽を聴いたりライヴを行っている、そんな文化の尻尾にぶら下がっているような店です。一人でも多くの人たちと文化や価値観を共有出来たり楽しむことが出来たら、地味ながら店を営んでいるモチベーションも上がるというものです。
という訳でこの新しいA面ボードを見にベアーズ・カフェへのご来店、心よりお待ちしておりますです。(笑)