小坂忠

bearsmick2009-02-16

もう何回かこのブログでも書いているので、僕が好きな日本のシンガーが久保田麻琴細野晴臣小坂忠の各氏だということは、これを読んでくださっている方はご存知だと思うのですが、みなさん1960年代終盤からご活躍の人たちなので、実は聴いたことがないいう人も多かったりするのかもしれません。ですが、この三人とも未だナツメロに陥ることもなく現役のミュージシャンなのです。ということはその気になれば彼らの歌が聴けるということなのです。まぁ、久保田麻琴さんだけは、なかなかライヴをやってくれないので難しいところもあるのですが、昨年10月の夕焼け楽団再結成のライヴはホント嬉しいものでした。
そんな中、来月には小坂忠さんの新しいCD「Connected」が発売されるそうです。1976年頃からはゴスペル・シンガーになってしまって世俗の音楽を歌っていらっしゃらなかった小坂忠さんですが、2000年のTinPanのコンサート時にシンガーとして参加(この時は、久保田麻琴吉田美奈子大貫妙子といった素晴らしいシンガーも参加していて、僕のハートを震わせてくれました。もちろん僕も福岡でのコンサートを観に行きました。)、そのきっかけもあって翌年には細野さんのプロデュースのもと、ほぼ四半世紀ぶりとなるポップ・アルバム(その間ゴスペル・アルバムはたくさん出していらっしゃいました。)「People」が発表されたのでした。その後2004年にもゴスペル・アルバム「き・み・は・す・ば・ら・し・い」を発表されたのですが、今回のアルバムはポップ・アルバムとすれば、また8年ぶりということになるわけです。
そんなニュースを知った折、東京のネット友達であるYさんからその新譜のプロモCD-Rが送られてきました。早速聴いてみたのですが、よりルーツィというか、ソウル、ロックな匂いがぷんぷんとします。中には昔の楽曲のタイトル等が散りばめられたロック中年の心をくすぐるものもあったり、GS風なサウンドがあったりと、いつも以上にポップで聴きやすい感じさえしました。

今回のアルバムのプロデュースはギタリストでもある佐橋佳幸君(彼はマルディ・グラの常連さんでもありました。そして女優松たか子の旦那さんでもありますね。)、ドラムが高橋ユキヒロ、ベースに小原礼といった元サディスティック・ミカ・バンドのリズム・セクション。キーボードにはDr.Kyon(ex.ボ・ガンボス。佐橋君とは佐野元春のホーボー・キング・バンドで一緒でした。彼もまたマルディ・グラに来てくれていた人です。)といった僕も好きなミュージシャンで固められています。もちろん盟友細野さんも松たか子さんもコーラスで参加なさっています。
いやぁ、これは名盤でしょう!ちゃんとしたCDはどうなっているのかパッケージも含めて楽しみです。そして、おっと凄いニュースが、なんと今までのCD作品に未発表の映像などのDVDを加えた10枚組のボックス・セットも発売されるそうです。これもまた是非欲しいものではありますが、果たして買うことが出来るか?!ひとえにみなさんのご支援にかかっています。(笑)
ということなので、ベアーズ・カフェに来てね!一緒に小坂忠を聴きましょう!