訃報

土曜日の夜に、東京の友人たちから何件かの電話を頂きました。僕の1970年代の青春時代に大きな影響を与えてくれた下北沢の「ぐ」という店を営んでいた陽介さんが亡くなったということです。
先日の上京時に、陽介さんの具合のこともちょっと知っていたので、「ぐ」にも行ってみたのですが、まだ時間が早かったので店も開いていなくて・・・、遅い時間に行こうと思ったものの結局いろんな所で飲んでしまったので、たどり着けなかったことが、ほんと悔やまれます。
僕よりいくつか年上の陽介さんは、本当に優しく田舎から出てきた僕を僕らの信じる世界へ導いてくれた人でした。そして一緒に遊んでもらったものでした。あの時代にあの場所に居合わせなかったら現在の自分はいなかったかもしれません。というかずいぶん違った人生を送っていたかもしれません。
僕らの歳になると、自分たちの親がなくなるのは当たり前にことです。それはそれで哀しく淋しいことですが、ある種人生の順番ということもあると思ったりもします。ですが、まだ自分と同じ位の歳の友人や知人がなくなるのはやっぱり違った辛さや無念さがあります。
とは言うものの、今回もたくさんの昔の友人たちと電話で話せたように、これもまた陽介さんが僕たちの結びつきを再確認させてくれたことかもしれません。
残念ながらお葬式には出席出来ませんが、心よりご冥福をお祈りしたいと思います。