ホワイト・アルバム

bearsmick2008-07-04

本棚に並んでいる本やレコード/CD棚に並んでいるLPやCD、ヴィデオやDVDなどを見ると、その持ち主の感性や個性、趣味嗜好がある程度分かるということは、誰しも納得されることだと思いますが、今夜ベアーズ・カフェに寄ってくれたCちゃんの新しく買ったばかりのノート・パソコンのスクリーン・セイヴァーになっていたのは、そのPCに取り込んである音源のジャケットの数々でした。それらが一定時間ごとに一枚また一枚と変わっていくので、見ているだけでも楽しいものでした。もっとも頻繁に変わるのめまぐるしいというのもあったりしますが。(笑)
で、カウンターに座っていたナテっちと一緒に、それを見ながら今画面に出ているアルバムの中で何枚持っているかなどと言いながら見ていたのですが、これもまたCちゃんの趣味が分かろうというもの、そういう意味でも面白かったです。ロックやジャズはもちろんクラシックや歌謡曲までもそこにはあるんですから。
そうこうしているうちに、果たして一番聴いたアルバムは何だろう?とか、一番好きなミュージシャンやバンドは誰だろう?という話題になっていくのは、音楽好きの性としては至極当たり前のことだったりします。もちろんお酒も入っていて、その都度に変わっていたりするのも当たり前のことで、とにかくそんな話題を肴にして飲むのが楽しい訳です。(笑)
僕とCちゃん、ナテっちの三人は、もちろん音楽が好きでロックが好きなのですが、それぞれ世代が違う訳で(30代、40代、50代という3人です)、もちろんリアル・タイムでは相当違うものを聴いてきたはずです。
最近ではクラシック・ロックという言われ方もする60年代〜70年代にかけてのロック(僕にとってはリアル・タイムで聴いてきた、ロックが一番ロックらしかった時代だと思います。)は、現在の若い人たちも、ロックの歴史を学ぶように聴いている人はちゃんと聴いているようで、オジサンもちょっと嬉しかったりします。(笑)そしてその中でも先日取り上げたローリング・ストーンズビートルズは別格ともいえる扱いのようで、若い人のリクエストも多いし、きっと聴いている人も多いのでしょう。
という訳で今夜は、ビートルズの「ザ・ビートルズ」通称ホワイト・アルバムを聴くことにしました。このアルバムは1968年に発表されたのかな?2枚組のレコードは当時とても高価だったし、世の中もニュー・ロックの時代に入ろうとしていたので、当時の僕は買っていなかったのでした。その後1987年くらいにビートルズのアルバムがCD化された時に入手したこのアルバムは2枚組¥5000という、やっぱりの高価なアルバムでしたが、そのジャケットにはシリアル・ナンバーが振ってあります(僕のは175663)。ナテっちによると、その後のCDにはそれがないとのことで、マニアックで値がつくかもよということだったのですが、どうでしょう?(笑)
という訳で実は他の二人に比べてもきっとそんなに聴き込んでいないアルバムだと思います。もちろん通り一遍は聴いているし、好きな曲もあるのですが、彼らは相当に聴き込んでいるみたいですからねぇ。
よく言われるように、このアルバムはビートルズとしてのバンドのまとまりより、各メンバーのミュージシャンシップの姿が色濃く出た作品ということですが、久しぶりに聴くホワイト・アルバムもまた良いアルバムでした。