寒い夜には

bearsmick2008-02-27

北国に住んでいる方には、何てことないじゃんと思われるかもしれませんが、このところほんと寒い日が続きます。そして毎度のことながら店内も閑散として寒さが一層堪えたり、懐の寒さも厳しさを増すばかりで、ここは北極か!と自分でツッコミを入れたくなります。(笑)
そんな夜には、心に沁みるソウル・ミュージックでも聴こうじゃあ〜りませんか!ということで、最近よく聴いています。偶然か必然か今月号のレコード・コレクター誌の特集も60年代70年代ソウル/ファンクのアルバム・ベスト100でした。
当時のソウル/ファンクは、ロック以上にアルバムというよりシングル中心の世界だったように思うので、70年代中期まではロック少年だった後追いの僕は便利な編集盤やベストものでこれらの音楽に接してきました。もちろん、気に入ったものは単独のLPやCDで買い集めたものですがね。
そのレコード・コレクター誌で堂々の1位に輝いたのは、マーヴィン・ゲイの「ホワッツ・ゴーイン・オン」というアルバムで、これは納得の一枚ですね。R&B〜ソウル、ファンク〜ニュー・ソウルという流れのなかから出てきたアルバムならではのトータル性と社会的なメーッセージ性を持った名盤です。黒人・白人、ソウル・ロックなどジャンル関係なく聴ける素晴らしい音楽だと思います。
 
CDが一般的になりつつあった80年代中期に僕が買ったCDは上記の名作の2イン1でした。社会的要素が強い愛と聖を歌った「ホワッツ・ゴーイン・オン」とより個人的な愛と性を歌った「レッツ・ゲット・イット・オン」、サウンド的にはどちらも同じような素晴らしいグルーヴに貫かれていて、続けて聴いても違和感はありません。当時のCDはまだ音質がよくなかったかもしれませんが、このようにお得感が合ったのは事実です。(笑)