エイモスさんのこれまでの来日時音源

bearsmick2007-05-16

多分、コレが最初だと思うのですが、1970年の大阪万博カナダ館でのコンサート。「イアン&シルビア・アンド・ザ・グレイト・スペックルド・バード」のメンバーとして来日してライヴをやっています。まさかその時の音源があるとは思ってもいなかったのですが、あるところにはあるものでとある関西の方から回ってきました。
なんでも関西のミュージシャンの間では有名なテープだったそうです。当時はまだカセット・テレコ自体が珍しかったはず。誰がどうやって録音したのでしょうか?その人はギターに興味があったらしく、イアン&シルビアの歌は小さめに、ギターの音は大きくバッチリ入っています。(笑)ともあれ貴重な音源であることは間違いありません。
僕は、当時高校2年で、修学旅行で万博には行っているのですが、当たり前のことながら見ることは出来ませんでした。というかまだ彼の存在を知らなかったです。
1970年といえば、話題になったDVD「フェスティバル・エクスプレス」にもイアン&シルビア・アンド・ザ・グレイト・スペックルド・バードの演奏シーンが入っていて、ソロをとるエイモスさんの姿がチョとですが見ることが出来ます。ちなみにスティール・ギターは、その後「ニュー・ライダース・オブ・パープル・セイジ」にジェリー・ガルシアの後釜として参加するバディ・ケイジでした。
1977年と79年にはジェフ・マルダーとのデュオで来日しています。77年のコンサートには行ったんですが、79年当時の僕は旅の途中のフラフラしている時期で、コンサートそのものがあったことを知らなかったようです。ですが、このときのライヴは「ライヴ・イン・ジャパン」として正式に発表されているので、良い音で聴くことが出来ます。なんでも全国のライヴ・ハウスを廻ってのツアーで、日本からキーボードの佐藤博、ベースの岡嶋文の二人がサポートしています。今回のツアーもまた同じベースの岡嶋文(ブンちゃん)がサポートしています。(もう一人はギターの今井忍さん)
歌がメチャ上手いジェフ・マルダーとのコンビは、ブルースやオールドタイミーなジャズを素にして、それはもう身も心もとろけそうな名演揃いです。
そして1990年には、ダグ・サーム、ジーン・テイラー(元ブラスターズ)とのバンドでライヴを行っています。僕は九段会館に見に行ったのですが、いやぁ、楽しいライヴでした。偶然にもステージ・マネージャーとPAのミキサーをやっていた二人が友人だったのも懐かしい思い出です。(後年のフィッシュのコンサートでも会ったよね。Tさん、みっくん、元気?)
この時のライヴもまた「ライヴ・イン・ジャパン」としてCD化されています。メンツ柄、ブルース、ブギ・ウギ、R&B色が強い演奏ですが、エイモスさんは、ギター・インストの名曲「スリープ・ウォーク」をばっちりキメてくれています。
  
その後、来日したのかどうか不勉強で分からないのですが、今回のライヴはすごく楽しみです。ヴィデオで見たり、今回のライヴの様子をレポートした日記などをネットで見る限り、そのギターの素晴らしさと歌の渋さは健在そうなので、久し振りのエイモスさんのライヴを満喫してこようと思っています。
一緒に楽しみに行く人、まだ募集してますよ。
冒頭の写真は、若い頃のエイモスさん。