アナログな夜

bearsmick2006-02-01

2月に入ったというのに、相変わらず閑なベアーズ・カフェです。
ランチ・タイムにはまたまたナテ君が来てくれました。夜には久しぶりのテッちゃんが登場で、自分よりずいぶん年下の音楽好きな(というか僕と趣味が合う)お客さんとたくさん音楽を聴きながらのオシャベリで盛り上がりました。
そのテッちゃんは、当時の音楽は当時のフォーマットで聴きたいと70年代のロックをアナログ・レコードで探しては買って聴くという、今時奇特な青年です。
以前からダグ・サームの「グルーヴァーズ・パラダイス」やら、以前ここでも取り上げたこともあるマリア・マルダー「真夜中のオアシス」でのエイモス・ギャレットのギター・ソロなどを是非アナログで聴きたいといっていました。で、その曲を聴いてもらっていたのですが、他にお客さんがいないことをいいことに、そんな感じだったらこんなのはどう?とか言いながら次々久しぶりのLPをかけていきました。フラコ・ヒメネスやスティーヴ・ジョーダンなどのテキサスものからヒューイ・ピアノ・スミスのニューオリンズもの、さらには僕が大好きな久保田麻琴夕焼け楽団と聴きまくりました。もちろんお酒も進みます。あっという間に時間も経っていきました。テッちゃんは夕焼け楽団は初めて聴くそうですが(数年前のティン・パンのコンサートで麻琴さんは知っていたそうです)、そのスワンピーでニューオリンズな音楽には、すっかりまいったようでした。(これでまた一人ファンが増えたぞ、笑)
夜も遅くなったし、新妻が待つ家に帰らなくてはいけないので(そうテッちゃんは新婚さんなのです)、最後の一枚は何にしようかと考えた挙句、今までの流れから、ティンパンにも縁が深い佐藤博のファースト・ソロ「スーパー・マーケット」(1976年)をかけました。僕もずいぶん久しぶりに聴いたのですが、なんとそのアルバム、ギターはエイモス・ギャレットだったんですね、すっかり忘れていました。音もその時代を表すようなクロスオーヴァー感があって面白かったのですが、マリア・マルダー「真夜中のオアシス」でのエイモス・ギャレットのギター・ソロから始まった今夜のアナログ大会は無事、エイモス・ギャレットのギターがフィーチャーされた佐藤博のLPで幕を下ろしたのでした。あーっ、楽しかった。
今日のレコ・ジャケはテッちゃんが気に入ってくれた久保田麻琴夕焼け楽団の「ディキシー・フィーヴァー」でキマリです。