生涯の音楽ベスト10、番外編その3

bearsmick2018-09-14

僕の音楽生活に衝撃を与えてくれた10枚のアルバムの番外編、その3
ダニー・ハサウエイの「ライヴ」もやっぱり無視できません。1970年代初期までは全くのハードロックが嫌いなロック少年だったワタシ、ウエストコーストのロックやサザン・ロック、スワンプ・ロックを主に好んで聴いていました。もちろんそれらにはブルースやR&B、ソウルやカントリーなどの要素があるのは分かっていたのですが、中・高校時代からちょっと聴いていたオーティス・レディングモータウンなどのヒット曲や少しのブルースを除いてはきちんと聴いてこなかったのでした。
そんなところに聴いたこのアルバムの衝撃といったら!幾多の名作ライヴをも凌駕するくらい、初めて聴いた時は涙がこぼれて来たくらいです。この経験の後からはそれなりに黒人音楽を聴くようになりました。そしてその後のワールド・ミュージックもこだわりなく聴けるようになったのでした。
そんな意味合いもあって、この1971年のLAとNYのライヴハウスでのライヴを収めたこのアルバムは僕にとってスペシャルな存在になったのでした。
マーヴィン・ゲイの「ワッツ・ゴーイン・オン」、キャロル・キング「きみの友だち」、そしてジョン・レノン「ジェラス・ガイ」といった名曲のカヴァーがあるのもとっつきやすかった要因かもしれません。