ペット好きなあなたにお勧め

僕は、なにかしら毎日活字を読まないとダメな口です。別に読書家という訳でもないのですが、毎月ほぼ１０冊くらい読んでいて、昨年も１２０冊くらいの本を読みました。
軽いエンターテイメント系の小説からスポーツもの、音楽もの、たまにはちょっとお堅いものまで、いろんなジャンルの本を読む乱読家です。（笑）
小説などは、おもに図書館で借りてくるのですが、これは持っていないとねっ！と思えるものは、ちゃんと買うようにしています。そして古本屋で掘り出し物を手に入れるのも大好きです。
そんな中、昨年末に偶然読んだ小説に馳星周「ソウルメイト」と有川浩「旅猫リポート」があります。どちらも人間の一番近いしいペットである犬と猫を通して人間を描き出している優れた小説でした。

僕は、特にペットが好きだという訳でもない薄情な人間ですが、人吉にＵターンして来る時に、娘を口説く手段として「田舎だったら犬が飼えるよ」という甘言を弄して、実際その当時は犬を飼っていたものでした。
残念ながらその犬は４歳くらいで亡くなってしまったのですが、生後２カ月から飼いはじめ、その成長を見守ってきた犬（ラッキーという名前でした）、そして飼い主である僕に従順で、ほんとお利口さんだったラッキーでした。突然死んでしまったので、家族全員相当にショックを受けたので、その後ペットを飼おうとは誰も言い出しませんでした。
そんな経験もあるので、少しは犬と人間の関係性は分かるつもりです。タイトルにあるように「ソウルメイト」魂の友達とは言いえて妙です。
一方の「旅猫リポート」は、さすが有川浩というストーリー・テリングの巧みさで一気に読ませてくれました。結末は予想がついたものの最後は涙が止まりませんでした。
ペット好きなアナタ、時間があったら読んでみても損はないと思いますよ。きっと図書館にあるだろうしね。